骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分の密度のことを言います。
骨の面積当たりの骨塩量で算出されます。
本当のところは、骨は形のある立体成分ですので、
骨のかたまりを取ってきて、穴をあけての
のぞいてみなければわかりません。
しかし、それを外からレントゲンなどで写真を撮って予測するわけです。
骨は吸収(破骨細胞が骨を溶かす)と形成(骨芽細胞が新しい骨を作る)を繰り返し、
約10年をかけてすべて入れ替わるといわれています。
これを骨の再構築(リモデリング)と言います。
骨の吸収が骨の形成を上回ると、骨は次第に弱くなります。
骨の強さやつまり具合はこの骨密度によって評価されます。
骨密度は骨の単位面積(cm2)当たりの骨塩量(g)で算出され、
骨粗鬆症の診断基準としても利用されています。
女性で70歳を超えますと40%の方が骨粗鬆症です。
2重X線吸収法(DXA法:Dual-energy X-ray absorptiometry)によって
測定される骨密度が世界中で標準的に用いられています。
さらに背中の骨(脊椎)、足の付け根の骨(大腿骨頸部)を計測することが
正確であり、指や腕の骨で行う骨粗鬆症の検査は簡易的な検査なのです。
当院はこのDXA法を使用する機器を導入し、腰と足の骨を一気に約10分程度で
計測することができます。
リウマチは骨粗鬆症の合併が大変多い疾患です。
さらに治療で使用するステロイドによって、さらに進行している可能性があります。
もちろん、骨粗鬆症の検査だけでも、当院にご相談ください。
次回骨粗鬆症の治療についてお話しします。
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