痛風とは
痛風は、古くから痛みを伴い、関節が動かなくなってしまうことがある関節炎です。
時には「王の病」と呼ばれていました。なぜなら、人々は長い間、痛風を、お金持ちだけが食べることができる食事やワインの過度な接種によっておこる病気、という妄想に誤って結びつけてしまったからです。実際には、痛風は誰しにも起こり、その危険因子は様々です。
初期症状は足の親指の激痛が多い
最初の症状は、通常、単一の関節、最も頻繁には足、特に親指の強い痛みと腫れです。腫れた部位は赤くて暖かいことがおおいのです。最初のエピソードの50%は足の親指で起こりますが、どの関節にも起こりうるのです。
痛風は食事療法・薬の服用でコントロール可能
幸いなことに、痛風を治療し、痛みの発作を少なくすることが可能です。食事療法、発作の予兆の段階で治療する薬剤、定期的な薬の服用で十分にコントロール可能です。しかし、痛風を診断することじつは大変困難であり、治療計画はしばしば各人に合わせて調整しなければならない、テーラーメード医療なのです。
気を付けること
痛風と思っていた方が関節リウマチだったという患者さんが沢山います。実は痛風と関節リウマチは初期のころの症状が似ております。なかなか痛みが改善しないような方はぜひ一度リウマチ専門医の先生に診てもらってください。