札幌でリウマチ治療を中心としたクリニック。さっぽろ内科・リウマチ膠原病クリニック

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2017.04.28
痛風の本体

軟骨にたまった尿酸結晶(↓)

uric_acid

(Wikipediaより)

 

この結晶が関節の中に放出されて、

それに反応した白血球が

関節のなかで暴れだします。

 

 

これが痛風の本体です。

 

ですから、針を刺して

顕微鏡でみてやれば

痛風と診断できるわけです。

 

 

しかし、小さな関節や

はっきりとこの結晶が

確認できないときに

 

どうしましょう?

 

当院では関節エコーを

用いております。

 

リウマチの関節炎以外にも

関節エコーを使用して

診断に利用しております。

 

 

さて、ではどのように見えるのか。

 

またの機会に。

 

 

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2017.04.15
痛風の診断とは

痛風診断はむずかしい。

 

尿酸値が正常のこともある。

手の指や

膝に痛風発作をおこすこともある。

 

ではどのように診断するのでしょう。

 

日本痛風・核酸代謝学会では

 

gout-diag

と、記載されております。

つまり、尿酸炎結晶を証明しなくてはいけないのです。

 

膝や足の親指が腫れていれば

大きい関節ですので

刺してすぐに診断つけますが。

 

しかし、この方法も、

それくらい腫れていれば、ということで

簡単です。

 

実際の臨床では針を刺すことなく採血して

尿酸が高ければ、

痛風と診断してしまうわけです。

 

視診(目で見て)と経験で。

 

 

しかし、これには、長年の経験が必要です。

 

 

では、本当にそれだけでいいのか。

若い研修医の先生にこの診断基準だけ教えれば

みんな納得しくれるのか。

 

 

 

 

「尿酸値が高くない、

手の指(足の親指じゃなく!)が

腫れた

痛風患者さん」は

どうやって診断するのか!?

 

 

 

さて、私はどうしていると思いますか??

 

 

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2017.04.06
指の痛風

先日中指が痛いという患者さんが来ました。

 

近隣の先生がしっかりと痛風と診断されましたが

改善がないということでお手紙をもって

当院受診しました。

 

まず

 

手の痛風があるのです!

 

これは意外に知られていないのですが

紹介していただいた先生も大変勉強されています。

 

診断も治療もまったく問題ありません。

 

実は痛風の診断は意外に難しいのです。

 

 

また次回。

 

当院は痛風も専門にしております。

高尿酸血症含め生活指導も行っております。

 

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2017.03.14
骨を丈夫にする薬があります!

こんにちは。院長の近祐次郎です。

 

さて、骨粗しょう症とわかっても

悲観することはありません

骨粗鬆症のお薬はたくさんございます。

 

実物大のくすりシートを作っていただき

説明しております。

 

osteo

写真の通り注射してなおす薬、

一か月に一度内服してなおす薬、

やっぱり毎日のほうが忘れない

という方のための薬。

様々です。

 

女性におすすめの薬、高齢者におすすめの薬、

痛みも取ってくれる薬。

 

様々です。

 

 

運動、食事、生活面のアドバイスも重要です。

 

心配な方は一度骨密度を計ってみてください。

 

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2017.03.06
骨密度をご存知ですか?

骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分の密度のことを言います。

骨の面積当たりの骨塩量で算出されます。

 

本当のところは、骨は形のある立体成分ですので、

骨のかたまりを取ってきて、穴をあけての

のぞいてみなければわかりません。

 

しかし、それを外からレントゲンなどで写真を撮って予測するわけです。

 

骨は吸収(破骨細胞が骨を溶かす)形成(骨芽細胞が新しい骨を作る)を繰り返し、

約10年をかけてすべて入れ替わるといわれています。

これを骨の再構築(リモデリング)と言います。

 

骨の吸収が骨の形成を上回ると、骨は次第に弱くなります。

 

骨の強さやつまり具合はこの骨密度によって評価されます。

 

骨密度は骨の単位面積(cm2)当たりの骨塩量(g)で算出され、

骨粗鬆症の診断基準としても利用されています。

 

女性で70歳を超えますと40%の方が骨粗鬆症です。

 

2重X線吸収法(DXA法:Dual-energy X-ray absorptiometry)によって

測定される骨密度が世界中で標準的に用いられています。

 

さらに背中の骨(脊椎)、足の付け根の骨(大腿骨頸部)を計測することが

正確であり、指や腕の骨で行う骨粗鬆症の検査は簡易的な検査なのです。

 

当院はこのDXA法を使用する機器を導入し、腰と足の骨を一気に約10分程度

計測することができます。

 

リウマチは骨粗鬆症の合併が大変多い疾患です。

さらに治療で使用するステロイドによって、さらに進行している可能性があります。

 

もちろん、骨粗鬆症の検査だけでも、当院にご相談ください。

 

次回骨粗鬆症の治療についてお話しします。

 

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